ランチェスターの法則とは何か、どのように学ぶべきか、実践するとどうなるのか。ランチェスター戦略コンサルタントが解りやすく解説します。

このブログは当社代表の福永が、コンサルティング活動をするなかで、感じたこと、考えたこと、学んだことを書いていきます。お手伝いしている企業の成果を上げていくためのコンサルタントの頭の中身、いわば「ネタ帳」です。結果として、ランチェスター戦略理論と、その実効性を強化することになります。お役に立てば幸いです。


できることをやる真田幸村に学ぶ営業の心得

  2016年12月01日


経営者や営業管理者の皆さんへ。

営業担当者の本音の不平不満をお聞きになったことがあるだろうか。

上司の目のない社外の公開講座では、遠慮のないトークが繰り広げられることがあるので、私(福永)は知っている。

営業担当者の不平不満

・価格が高い

・商品力が劣る

・会社が無名

・担当顧客に恵まれない

・担当地域に恵まれない

・上司に恵まれない

よく出てくる不平不満は上記の通り。

確かに、この逆であれば売れるのだろう。
だけど、そんな都合のよい話が世の中にあるのだろうか。
仮にあったとしても、誰がやっても売れるだろうから、あなたの能力や努力の成果ではない。

ありもしない、できないことを嘆いていても、何も変わらない。
時間の無駄である。
いま、自分に与えられた条件のなかで、できることを探して、最大限やる。
精一杯やる。
「人事を尽くして天命を待つ」精神が、営業担当者に限らず、あらゆる職業人に求められる。

できることをやった真田幸村

さて、今年の大河ドラマ「真田丸」も、終わろうとしている。
真田三代四将の弱者の戦略については拙著「ランチェスターの法則で読み解く、真田三代 弱者の戦略」をお読みいただきたい。

大河ドラマの幸村は、時代を動かした人物ではなく、荒波のなかの小舟のように時代の流れに翻弄されながらも、そのときどきで、できることを精一杯やった人生として描かれた。
近年の大河ドラマのなかの傑作と思う。

大坂の陣の際も、戦ううえで何一つとして理想的な条件は整わない。
上司にも同僚にも部下にも恵まれない。
作戦は採用されない。
考えられないミスをしてしまう上司・・・幸村を取り巻く環境は四面楚歌。

それでも幸村は愚痴らない。
諦めない。
逃げ出さない。
いま、自分にできることは何かを探して、最大限やった。
やりきった結果、幸村は戦死し、大坂城は落城し、豊臣氏は滅びた。
だが、その凄まじい戦いぶりは「日本一の兵(ひのもといちのつわもの)」と称され、伝説の英雄となり、四百年のときを超え、人々の心に生き続ける。

営業担当者をはじめとする職業人は、できない理由を挙げるのではなく、幸村の「いま、自分にできることを精一杯やる」精神を学ぶべきだ。