ランチェスターの法則とは何か、どのように学ぶべきか、実践するとどうなるのか。ランチェスター戦略コンサルタントが解りやすく解説します。

このブログは当社代表の福永が、コンサルティング活動をするなかで、感じたこと、考えたこと、学んだことを書いていきます。お手伝いしている企業の成果を上げていくためのコンサルタントの頭の中身、いわば「ネタ帳」です。結果として、ランチェスター戦略理論と、その実効性を強化することになります。お役に立てば幸いです。


守破離は、利休にたずねよ

  2016年12月26日


このサイトをご覧になった、著名なマーケティング学者が私におっしゃった。

あなたの主張はランチェスターを超えていると。
ランチェスター戦略を確立された田岡信夫先生は1984年に亡くなっておられる。
それから30余年のときが過ぎ、田岡先生の主張の範囲から一歩も出ずにコンサルティングができるはずがない。

守破離とは「離」ではなく「守」が大切

守破離という言葉がある。
最初は教えを守り、次に自分なりに応用を試み(破)、最後には型を離れて独自の世界を創り出していく、という意味にとらえている人が多いようだ。

だが、茶道の心得がある人は、そうはとらえていない。

わび茶を完成した千利休の教えを、わかりやすく和歌の形式にまとめた

「利休百首(りきゅうひゃくしゅ、利休道歌ともいう)」の締めくくりの百番目にこうある。

規矩作法(きくさほう)、守りつくして

破るとも、離るるとても

本(もと)を忘るな

教えを守ったのち

いつしかそれを打破り、離れていくことがあったとしても

基本を忘れてはならない、という意味だ。

ビジネスを取り巻く環境は、どんどん変化している。

戦略理論や経営手法も日進月歩している。

そんななか、私(福永)だけが、変わらずにいられるはずがない。

時代の変化に対応して、新たな考えを取り入れているから、お役に立てる。

田岡先生の主張の範囲を超えているかどうかと問われれば、もちろん超えている。
ランチェスター戦略を破ったり、離れたりしているように見えるかもしれない。
しかし、私は

ランチェスター戦略の理論強化と位置付けている。
あくまでもランチェスター戦略が基盤である。
その基盤に新たな考えを付け加えているに過ぎない。
さて、今回は私自身のことを書いたが、これは例示である。

企業にはそれぞれの「守破離」がある。
「守」だけだと時代の変化についていけない。
「破・離」の手立てを講じていく必要がある。
だが、「本(もと)」を忘れてしまっては、元も子もなくなってしまう。

あなたの会社の「守るべき教え」とは何か。