ランチェスターの法則とは何か、どのように学ぶべきか、実践するとどうなるのか。ランチェスター戦略コンサルタントが解りやすく解説します。

このブログは当社代表の福永が、コンサルティング活動をするなかで、感じたこと、考えたこと、学んだことを書いていきます。お手伝いしている企業の成果を上げていくためのコンサルタントの頭の中身、いわば「ネタ帳」です。結果として、ランチェスター戦略理論と、その実効性を強化することになります。お役に立てば幸いです。


『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』に、差別化は非常識で逆張りであることを学ぶ

  2017年01月10日


テレビ東京系列の人気番組『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』の名コンビの太川陽介さんと蛭子能収さんが、このお正月に放送されたシリーズ25弾でもって卒業となった。

実はけっこう、この番組が好きでよく見ていた。

旅番組の常識的な要素がほとんどない

太川陽介と蛭子能収に「マドンナ」と呼ばれる女性ゲスト1名を加えた3人が、ローカル路線バスだけを乗り継いで、指定された目的地を目指す旅番組。

旅番組といえば、観光スポットを紹介し、ご当地グルメを堪能し、美女の温泉入浴シーンがつきものだが、このバス旅では、そういった常識的な要素がほとんどない。

妻はこの番組の何が面白いのか、さっぱりわからないらしく、全く見ない。

三泊四日で出発地からゴール地を太川さんらがローカル路線バスだけを乗り継いで目指すガチンコ旅である。高速バスや電車やヒッチハイクはNG。

ネットでルート検索してもいけない。

なので、バスの待ち時間に、その近所を観光することはあっても、観光スポットにわざわざ立ち寄ることはない。

ほとんどの観光地はナレーションやインサート映像で処理される。

ご当地グルメくらいは堪能すればよいと思うが、蛭子さんが魚介類も酒もダメなようで、どこに行ってもカレーライスやとんかつを食べている。

太川さんらも、定食類。

また、これも蛭子さんの好みか、旅館よりもビジネスホテルが好きで、温泉入浴シーンは少ない。

あってもマドンナも太川・蛭子とのバランスからか、若くはなく、お色気で売っているタレントではないので、そういう見せ方とはなっていない。

見どころはゴールできるか、できないか。

3回に1回くらいはできずに終わるので、見ているコチラもどきどき。

それと、やる気のなさそうな蛭子さんとリーダー太川さんの掛け合いが面白い。

この旅番組のお約束を覆す企画が受けた。

07年から約10年、シリーズは25回続き、平均視聴率は10%を超えた。

テレ東の躍進に貢献し、太川陽介と蛭子能収は人気者となった。

差別化とは非常識で逆張り

差別化とは本来、非常識なものである。

常識的な差別化というものはない。

旅番組の常識を否定した非常識な企画が受けた。

差別化とは逆張りである。

他番組が新しくできた北陸新幹線や北海道新幹線、ななつ星などの豪華列車で旅するなら、こちらはローカル路線バス。

路線がなければ歩くも辞さない。

一番早く、一番安く移動できることがネット検索で瞬時にわかる時代 に、バスセンターの窓口で、どのルートで県を超えるのがよいのか相談する。

時代に逆行する逆張り。

時代が効率一辺倒だからこそ、効率無視の人情触れ合い旅に心惹かれる部分もある。

さて、あなたの業界の非常識とは何か。

あなたの商品の逆張りをするとしたら何か。